2010.07.06 樹木の季節現象「その15 梅雨の飾り花~ツルアジサイとイワガラミ」
梅雨
を迎えた里山
では、待っていたようにアジサイ(紫陽花)が一斉に花を開きます。里山で自生するアジサイは、庭などにみられるアジサイほど華やかではありません。しかし、同じ仲間(ユキノシタ科)に特有な「飾り花」をつけて、雨の降りしきる初夏の森を彩って
います。

【写真1】杉の木に巻きついているイワガラミ
中でも、他の立ち木に「つる」を絡ませてよじ登っているツルアジサイとイワガラミが目立ちます
。どちらも雌しべ、雄しべをつけた小花の集まりを、白い花びらが取り巻いています。この白い花びらは、花粉を運んでくれる昆虫を誘うための「飾り花」といって、「萼」が変化したものです。一つひとつが開いた花のように見えますね。

【写真2】飾り花の萼片が1枚のイワガラミの花
ときには水害
を引き起こすこともある梅雨
ですが、植物たちにとっては、たっぷりと根から水分
をとれる恵みの雨
なのです。

【写真3】数枚の萼片をつけるツルアジサイの花
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