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■樹木の季節現象の最近のブログ記事



春になると花をかせるサクラcherryblossomは、日本でとても親しまれています。
サクラとひと口に言っても、いろいろな種類しゅるいのサクラがあることを知っていますか?
その3 ウワミズザクラのところにも出ているので見てくださいね。

オクチョウジザクラは、里山に自生じせいしている(=自然に生えている)さくらです。
その19 マルバマンサクより一足おくれて、3月中旬頃ちゅうじゅんごろから花を開きます。

小型で可憐かれんな(=かわいらしい)花を枝先にまばらにり下げ、早春の里山に文字どおり花をえていますconfident。はなやかにほこる公園などのさくらとは、とても対照的たいしょうてきですね。

オクチョウジザクラ


オクチョウジザクラのアップオクチョウジザクラは漢字で「奥丁字桜」と書きます。花を横から見ると、開き方が漢字の「丁」のように見えるからです。
夏には小さな実(=サクランボ)が黒くじゅくし、野鳥のえさになって種をあちこちに運んでもらい、子孫しそんを広めます。

ひかえめに里山に春をげるオクチョウジザクラのお話でした。

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「緑の回廊かいろう にいつ丘陵の森にようこそ!」というパンフレットを見たことがありますか?
森林・野鳥・昆虫こんちゅう・植物の4つの分野から里山の生き物を紹介しょうかいして、森のしくみやにいつ丘陵の魅力みりょくを伝えています。
森林(=樹木じゅもくでは、マルバマンサク、コナラ、ユキグニミツバツツジなどを紹介しょうかいしています。
パンフレットのデータ(PDF)をダウンロードすることもできるので、ぜひ見てくださいねhappy01

パンフレット(おもて).jpgパンフレット(おもて)(PDF947KB)

パンフレット(うら).jpgパンフレット(うら)(PDF978KB)

今回はその中から、早春の里山にく花「マルバマンサク(丸葉満作)」のお話をしたいと思います。

マルバマンサク3月の始め、まだ冷たい風がくころ、公園などにあるサクラのつぼみが、ようやくふくらんできますね。
ところが里山では、多くの木がかたく閉ざして冬姿すがたのままです。
そんな中で、小えだの先に点々と紙細工のような花をゆらせている木に出会います。
春先の里山でマルバマンサクは、まわりのどの木よりも早くに花を開きます。春を運んでくる花として、昔から親しまれているのです。
その名の「マンサク」は、まずからつけられたと言われています。

mansaku2.jpgむらさき色のがく(へん)(ささ)えられ、黄色の花びらが春風にゆれます。

サクラより一足先に春を運んでくる、マルバマンサクのお話でしたconfident

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秋に、緑色の葉が黄色に変わる木がありますね。「紅葉こうよう」や「黄葉こうよう」と書いたりします。 ナツハゼの季節きせつ現象げんしょう参考さんこうになるので見てeyeください。

こう(黄)ようは、森が葉の色を変える晩秋ばんしゅう(=秋の終わり)にみせる、とても美しいshine季節きせつ現象げんしょうです。
木が落葉らくよう(=木の葉がって落ちること)を前にして、それまではたらき続けてきた葉の葉緑素ようりょくそ(=緑色の色素しきそ・クロロフィル)が退化たいかします。

紅葉こうようとひとことでいっても、樹種じゅしゅ(=樹木の種類)によって、また日当たり具合によって、べに黄色褐色かっしょく(=茶色)など、様々な色合いをみせま す。その変色の仕組みは、次のように葉の中に生成せいせいされる(=つくり出される)色素しきそはたらきによるといわれています。

べに色系⇒葉の中に、葉緑素ようりょくそにかわって赤い色素しきそ(アントシアニン)が合成され、あざやかな紅葉こうようとなります。【写真-1】
例―イロハモミジ、オオモミジ、ヤマウルシ、ウリハダカエデ、ナツハゼ

ハウチワカエデの紅葉
【写真-1 ハウチワカエデの紅葉】

黄色系葉緑素ようりょくそ(クロロフィル)が退化たいかすると、それまでかくれていたカロチノイドという色素しきそが表にでてくるので、黄色が目立つようになります。【写真-2】
例―イタヤカエデ、タカノツメ、アオハダ 

イタヤカエデの黄葉
【写真-2 イタヤカエデの黄葉】

褐色かっしょく⇒葉の中にプロバフェンという色素しきそ生成せいせいし、くすんだ褐色かっしょくとなります。【写真-3】
例―コナラ、クリ、ホオノキ

コナラの褐葉
【写真-3 コナラの褐葉】

今年の秋のこう(黄)ようは、夏の異常いじょうな高温annoyつづきで、葉がいたあざやかさにけているものもあるようですね。

堀出神社のモミジ
【写真-4 堀出神社のモミジ】

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里山の秋は、木々が種子たねを育て上げる大切な季節きせつです。
8月の「その16」では、充実じゅうじつした種子たねを育てるためにたくみなわざを持つ花の例として、クサギを登場させました。
季節きせつは秋になり、今回は、クサギのその後をたずねてみましたshoe

花がいていたあとには、べに色をした星がたの皿が開いています。その真ん中に、宝石ほうせきのようにかがやshine美しいあい色の果実(み)をのせていました。

クサギの果実
【写真-1 クサギの果実】

夏から秋への変身ぶりは、【写真-2】と【写真-3】を比べてみるとよくわかります。
果実(み)をのせている皿は、花を支えていたあわいピンク色のがくが開いたものです。そしてあい色の玉は受精じゅせいして実った果実(み)です。玉はやわらかく、つぶしてみると、あい色のえきの中にかたい皮(=かく)につつまれている種子たねあらわれます。子孫しそんはぐく種子たねは、大切に二重、三重に保護ほごされているのです。

クサギの花
【写真-2 クサギの花】

クサギの果実のアップ
【写真-3 クサギの果実のアップ】

クサギ(臭木)は、日ごろはあまり目立たない木で、その名のように葉っぱをちぎると、鼻をつくにおいがします。しかし、秋には宝石ほうせきshineのような美しい果実(み)をつけて鳥をび、私たちの目を引きつけますeye。その存在そんざいをアピールする里山の個性的こせいてきな木なのです。

クサギ
【写真-4 クサギ】

今年の夏は歯車がくるったように暑いsun天候てんこうでしたが、季節きせつ確実かくじつに進んでいるのですねconfident

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森の木clubの多くは、春から初夏しょかにかけて花をき終わります。
そんな中で、「その6」で紹介したクサギは、真夏を待って花を開く数少ない木の一しゅです。強い日sunにもひるまずに、小えだの先に白い花をかせるのです。

クサギ.JPG
【写真-1 クサギ】

クサギの花.JPG
【写真-2 クサギの花】

クサギの花のアップ.JPG
【写真-3 左側=開花初日の花(雄性ゆうせい期)、右側=2日目の花(雌性しせい期)】

クサギの花は、開いたはじめの日には、じゅくした花粉かふんをつけたしべやく)が上にび出ます。一方の長いしべは、頭(柱頭ちゅうとう)を下げたまま花粉かふんを受けようとしません。【写真-3 左側=開花初日の花(雄性ゆうせい期)】

よく日には、ぎゃくしべが頭を下げ、しべが上にピンとびて、ほかの花からの花粉かふんを待ちます。【写真-3 右側=2日目の花(雌性しせい期) 】

クサギの花のこの行動は、同じ花のしべ花粉かふんけるためで、健康けんこう子孫しそんを残すためにクサギが身につけたたくみないとなみとみられています。

花粉の運び屋のアゲハチョウ.JPG
【写真-4 花粉の運び屋のアゲハチョウ】

クサギ花粉かふんしべに運ぶのは、長いストロー(口吻こうふん)をもっている大がたアゲハチョウ仲間なかまです。
ストロー(口吻こうふん)が長いのは、花のおくたくわえてあるみつをゲットできるからです。そのときしべ花粉かふんを体に付けたチョウは、そのままほかの花に飛びうつり、花粉かふんをその花のしべわたします。
クサギアゲハチョウ花粉かふんを運んでもらい、アゲハチョウクサギみつをゲットgood
このように、クサギの花とアゲハチョウは、おたがいに助け合うつくりになっているのですね。

クサギの周りをアゲハチョウ仲間なかまび交う風景ふうけいは、自然の摂理せつり共進化きょうしんか=おたがいに関連かんれんして進化)がつくりだす真夏の季節きせつ現象げんしょうなのです。

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梅雨つゆrainむかえた里山clubでは、待っていたようにアジサイ(紫陽花)一斉いっせいに花を開きます。里山で自生するアジサイは、庭などにみられるアジサイほどはなやかではありません。しかし、同じ仲間なかま(ユキノシタ科)に特有とくゆうかざり花」をつけて、雨のりしきるしょ夏の森をいろどってshineいます。

杉の木に巻きついているイワガラミ
【写真1】杉の木に巻きついているイワガラミ

中でも、他の立ち木に「つる」からませてよじ登っているツルアジサイイワガラミが目立ちますeye。どちらもしべ、しべをつけた小花しょうかの集まりを、白い花びらが取りいています。この白い花びらは、花粉かふんを運んでくれるこん虫をさそうためのかざり花」といって、がくが変化したものです。一つひとつが開いた花のように見えますね。

飾り花の萼片が1枚のイワガラミの花
【写真2】飾り花の萼片が1枚のイワガラミの花

ときには水がいtyphoonを引き起こすこともある梅雨つゆrainですが、植物たちにとっては、たっぷりと根から水分sweat02をとれるめぐみの雨confidentなのです。

数枚の萼片をつけるツルアジサイの花
【写真3】数枚の萼片をつけるツルアジサイの花

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エゴノキの季節現象

にいつ丘陵きゅうりょうでは、ユキグニミツバツツジやウワミズザクラの花が終わると、エゴノキの花の季節がやってきます。
初夏しょかの遊歩道を行くと、純白じゅんぱく(=まっ白)の花が緑一色となった頭の上にむらがりいているエゴノキの花に出会いeyeます。エゴノキ日頃ひごろあまり目立たない雑木林ぞうきばやしのわき役です。しかし初夏しょかの一時、びっしりと白い花をらし、清楚せいそ姿すがたを見せてくれるのです。その姿すがたから、エゴノキの花shine「森のシャンデリア」shineとも呼ばれているんですよ。

エゴノキの花 エゴノキの花アップ

初秋しょしゅうには、エゴノキはまたちがった姿すがたを見せてくれます。
つぶらなわか草色の実は、小川のfish魚取りの材料ざいりょうとして男の子をhappy02夢中むちゅうにさせました。実の皮には、麻酔性ますいせい物質ぶっしつが含まれていて、皮をすりつぶして小川に流すと、小魚が仮死状態かしじょうたいかんでくるのです。
また、乾燥かんそうしたたねは、女の子のお手玉用に使われていました。軽いたねをつめたお手玉は、投げ上げるたびにふれあって心地よい音confidentを発したそうですよ。
なつかしい里山遊びですね。エゴノキは、ぜひ次の世代にものこしたい木です。

エゴノキの実

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野生の生き物にとって、寒い冬の過ごし方は生き残りをかけた問題です。
一年中、緑の葉を付けているじょうりょくじゅのうち、スギやマツなどの常緑しんようは、細くてかたい葉を付けます。ツバキやソヨゴなどの常緑こう葉樹は、あつい葉を付けて寒さをしのぎます。
一方で、うすくてはばひろの葉のコナラやホオノキなどのらくよう広葉樹は、葉を落として春を待つのです。
12月のなかば、思いがけずに大雪snowに見まわれました。だんとう、少雪の冬が続いていただけに、森の木たちもびっくりしたeye様子でした。

新雪をかぶったコナラ林
 【写真-1】
新雪をかぶったコナラ林





















ユキバタツバキ
 【写真-2】
ユキバタツバキ












【写真-1】は、雪しょうしたコナラ林の姿です。
【写真-2】のの下に雪をかぶっている低い木は、きゅうりょうのコナラ林に自生しているユキバタツバキです。ユキバタツバキは、ユキツバキとヤブツバキの中間的な花の作りをしています。ユキツバキが新潟県の木に指定されていることを知っていますか?
それでは、ユキバタツバキはどのような冬の過ごし方をするのでしょうか。細くしなやかな幹を持ち、雪のりしきる冬には、緑の葉を付けたままつもった雪の下にふせてじっと雪どけを待ちますthinksleepy。深い雪の下は、ほぼ0℃に保たれていて、こおりつくことのない別天地なのです。
寒がりやのツバキの仲間が、寒い雪国でも生活できるようになったのは、雪を味方に付けたからとも言われています。寒い冬にたえて、3月には待ちかねていたようにしんの(まっ赤な)花を開きます。今から待ち遠しいですね。

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7月の里山は、こいにおおわれています。里山の周辺しゅうへんでは、うすいべにの花様の日がさを広げたような姿すがたネムノキが目立っています。
えだの先々に、化しょう用の刷毛はけさかさにしたような花が、たくさんれてさいています。

ネムノキ開花 ネムノキ開花

実は、べに刷毛はけのように見えたのはたくさんのしべのたばなのです。
そのたばの中心に一本のしべが、かくれるように立っています。花びらとがくは、しべの付け根に小さくなって、大切な糸束いとたばささえています。

雄しべの束 しべのたば

この木は、葉cloverもまた変わっています。日中は鳥chickの羽根のような小さな葉をたくさん広げますが、夕れにはじてしまいます。ネムノキの名前は、このような葉の動きがまるでねむっているようなので、「ねむる木」と見立ててつけられました。ネムノキは、里山一番のわり者なのかもしれませんね。

ネムノキは、漢字では「合歓木」と書きます。合歓ねむの花がさきると、間もなく梅雨つゆrainが明け、本かく的な太陽sun季節きせつがやってきます。
そしてネムノキは、豆のさやをぶら下げて、自分は豆のなか間であることを発しんするのです。

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5月の下旬、里山では木々のわかcloverが日々をこくしています。
そんな一色のにいつ丘陵きゅうりょうのあちこちに、茶色っぽく変色したの林が目立ちます。

竹の黄葉 竹の黄葉

一歩中にふみこむとれ葉mapleがはらはらとまい落ち、新緑の季節なのに、そこだけ季節はずれの秋のような景色けしきです。
この風景ふうけい俳句はいくの世界で「竹の秋」とばれています。異色いしょくの季節現象ですね。
しかし、間もなく新芽(しんめ)がのびてを回ふくします。

にいつ丘陵きゅうりょうの竹林は、ほとんどが孟宗竹(モウソウチク)とばれるもので、真竹(マダケ)や淡竹(ハチク)など、ほかの竹よりも太くてが高いのがとくちょうです。江戸時代に薩摩藩(さつまはん=今の鹿児島県など)によって中国から入され、日本列島のあちこちに植え広められたものと言われています。

また、はかつて、さまざまな生活用具に使われていました。漢和辞典じてんには筍(たけのこ)、笊(ざる)、籠(かご)、笠(かさ)、筆(ふで)、竿(さお)、笛(ふえ)...など「竹かんむり」の字がとても多くみられます。身近に用されていたのがわかりますね。

ばん春(春の終わり頃)にたくさんの竹の子を発生させて、夏には親竹にせいupします。
しなやかで丈夫じょうぶな竹は、かんきょうにやさしい循環型じゅんかんがた資源しげんrecycleです。

竹炭 竹炭

中でも竹炭は空気typhoonや水aquariusをきれいにする作用があり、最近注目されています。にいつ丘陵きゅうりょうでも、間伐(かんばつ)した竹で竹炭をつくっているんですよ。
大切に育てたいですねhappy01

 

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スギは、雌雄しゆう同株どうしゅtoiletといって、同じ木に雄花おばな雌花めばなをつけます。下の写真は、つぼみのころのものです。

スギのつぼみ スギのつぼみ

関東かんとう地方や関西かんさい地方では、スギ花粉かふんが早くもび始めたようです。にいつ丘陵きゅうりょうでは、毎年3~4月に雄花おばなが開き、そろって花粉かふんらせます。ミクロ(とても小さい)searchスギ花粉かふんは、風に乗って広いはんをあてもなくさまよい、多くの人を花粉症かふんしょうでなやませますshock
良質りょうしつ木材もくざい資源しげんとして期待されたスギ林ですが、時の流れは皮肉ひにくにも、スギをじゃま者shadowえてしまったのです。

しかし今、成長せいちょうスギは、二酸化にさんか炭素たんそを多くいこんで、地球の温暖化おんだんか防止ぼうしに役立つ木shineとして見直されてきました。
スギ林は、もっとも身近みぢかにある森林です。みんなで大切に育てたいものですね。

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スギは日本生まれの木で、九州きゅうしゅう地方から東北とうほく地方まで広く分布ぶんぷしています。常緑じょうりょく針葉樹しんようじゅという種類しゅるいで、冬snowの葉をつけたままの姿すがたごし(=常緑樹じょうりょくじゅ)、針のように細長い葉を持ちます(=針葉樹しんようじゅ)。

冬でも緑のスギ 冬でも緑色したスギ

スギは、みきがまっすぐにのびて、材質ざいしついため、古くから貴重きちょうな木として育てられ、家houseや家具chair、船yachtなど多方面たほうめんに利用されてきました。また、木の病気や虫のひがいにもめったにあわないなど、とてもすぐれものなのです。

植林されたスギ 植林しょくりんされたスギ林

とく第二次世界大戦だいにじせかいたいせん太平洋戦争たいへいようせんそう)後の昭和20(1945)年ころから、木材もくざいがとても不足ふそくしていたために、木材もくざい資源しげん林として全国の里山に広く植えられました。

にいつ丘陵きゅうりょうでも、スギ林が半分くらいあって、その多くは花をつけて種子しゅしむすぶ中年期をむかえています。

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去年の夏、本来のスマートなアカマツ姿すがたとはかなりちがう、ホウキをさかさにしたような形をしたアカマツeye出会いました。
落葉樹らくようじゅのブナにはこのように変形へんけいしたものがよく見られ、アガリコばれています。
みきの切り口やれ口からえだ(子)が、何本も上にのびた(上がった)独特どくとくの形をしていることから、「上がり子(アガリコ)」と言われているようです。

アカマツのアガリコ
アカマツアガリコ

写真のアガリコは、秋葉神社の参道さんどうのそばに数本立っていた中の一本のアカマツです。
どうしてアガリコができたのかは分かりませんが、アカマツアガリコとの出会いははじめてだったので、ちょっとおどろきsign02ながらもシャッターcameraをおしました。

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松(マツ)は、市町村合併がっぺい前のきゅう新津市では「市の木」として親しまれ、現在げんざいは新潟市の推奨すいしょうする木になっています。ちなみに新潟市の木はヤナギ、花はチューリップです。

また、は、とともに、めでたいもののご三家さんけしょうちくばい」として有名です。は寒い冬snowであっても負けずに、美しくたくましく、すこやかに成長せいちょうします。そんな姿すがたをほめたたえ、私たち人間もまねして大きくなっていけたら、これほどのよろこびはないということから生まれた言葉です。

さて、落葉樹らくようじゅが葉を落として寒々とした初冬しょとうの遊歩道ですが、ところどころにこい緑色の葉をつけたスマートな姿すがたアカマツならんで立っています。

アカマツ アカマツ

一年中、わらずに生き生きした葉をつける姿すがたから、けがれをきよめ、幸運をもたらす縁起えんぎのよい木shineとされてきました。
門松お正月には、幸運を待つ(まつ→)めでたい木の門松かどまつとして、家の入口houseなどに昔からかれています。

ところで、アカマツは名前のとおり、樹皮じゅひ(木の表の皮)が赤い色をしています。樹皮じゅひが黒っぽい色をしたクロマツ(黒松)より、葉が細くてやわらかく、みきもスリムなことから女っぽく「雌松めまつ」ともばれています。
反対に、骨太ほねぶとでごつい感じのクロマツには、男っぽく「雄松おまつ」という別名べつめいがついています。

里山の松はほとんどがアカマツで、クロマツは海岸沿いに木立こだちをつくっています。近くを通ったら、マツ樹皮じゅひを注目して観察かんさつsearchしてみてください。

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里山・にいつ丘陵きゅうりょうで、同じ冬snowごすのに、落葉樹らくようじゅ常緑樹じょうりょくじゅでは、その様子ようすがとても対照たいしょうてきです。

北国の寒くきびしい冬snowを前に、いち早く葉を落とす落葉樹らくようじゅmaple。反対に常緑樹じょうりょくじゅclubは、冬も緑の葉をつけたままの姿すがたごします。

にいつ丘陵の落葉樹と常緑樹 落葉樹らくようじゅ常緑樹じょうりょくじゅ

ところで、落葉樹らくようじゅmapleはなぜ葉を落とすのでしょうか?
それは、きびしい冬を休眠きゅうみんといって、何もしないでじっと春を待つためなのです。動物の中にも、寒くて食料しょくりょうのあまりない冬snowに、冬眠とうみんする動物たち(クマ、シマリス、ヤマネ)がいますよね。
落葉樹らくようじゅmapleは、葉をつけたままの常緑樹じょうりょくじゅclubよりもすぐれた寒さ対策たいさくを身につけているといえそうです。

秋の終わりの里山は、木々の成長せいちょうちがいが、はっきりとeye目立つ一時ひとときです。

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それは、11月13日のことでした。前の日までつづいていた小春こはる日和びよりsunの秋空が、がらりと黒い雲cloudわりました。

小春日和こはるびよりというのは、秋の終わりから冬のはじめころの、まるでのように、おだやかであたたかい天候てんこうのことをいいます。

小春こはる日和びよりの後で、にいつ丘陵きゅうりょう木枯こがらしがふきつづけました。そして、木々の葉がそろっておどるように落ちて、遊歩道ゆうほどうは落ち葉mapleでいっぱいになりました。
木枯こがらしとは、その言葉のとおり「木をらす 冬のはじめにふく強い風」という意味があります。
季節きせつは、急ぎ足footで冬へと進んでいるのですね。

秋の遊歩道 秋の遊歩道ゆうほどう

ドングリの実がなるコナラ林のような落葉樹林らくようじゅりんでは、木から落ちて下にもる落ち葉mapleりょうは、1ヘクタール(10,000平方メートル)あたり3トン(3,000キログラム)にもなります。
そして、その落ち葉mapleは新しい命を生み出す養分ようぶんshineとして、土に返り、森を育てる力upとなるのです。

21日、早くも初雪はつゆきsnowもり、その白い雪面に色とりどりの落ち葉maple模様もようがえがかれました。
里山に長い冬のおとずれをげる、美しい季節きせつ現象げんしょうです。

初雪の上の落ち葉 初雪の上の落ち葉

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クサギの季節現象
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クサギ(臭木)の葉っぱをちぎると、言い表せないくらいくさ~いにおいがします。なんと!その名前のとおり「くさい木」なのです。
いったい、だれがクサギなんていう名前をけたのでしょう? その人は、このくささががまんできなかったにちがいありません。

それではどうしてそんなにくさいのでしょうか? 答えは、他の生き物=外敵がいてきから身を守るための自己じこ防衛ぼうえいじゅつなのです。カメムシ(昆虫)やスカンク(動物)なども、そのにおいで有名ですね。

クサギの花 クサギの花

そんなクサギですが、8月には、真夏の日差ひざしを受けて、とても上品な花がさかせます。白くて細い5枚の花びらと、長くつき出た4本のおしべが特ちょうです。

クサギの実 クサギの実

9月になって丸い実がふくらむと、その色は夏から秋への美しい季節きせつ現象げんしょうとなります。10月の今ごろ、がくへんのきれいな紅色べにいろと、じゅくした果実かじつ藍色あいいろが見事にきわだって、とても美しい光景こうけいです。

クサギの木々

にいつ丘陵きゅうりょうでは少数派しょうすうはですが、まさに今がその見ごろと言えます。

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ガマズミの季節現象
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「どうして、実は赤色なの?」
にかがやいたガマズミの実の色について、子どもたちに聞かれたことがありました。

ミヤマガマズミの実
ミヤマガマズミの実(10月撮影さつえい

そこですかさず「い色は、ここにおいしい実があるよって鳥たちに教えているんだよ」と答えました。

鳥は実といっしょにたねも飲みこみます。しかし,かたたねは鳥のおなかで消化されずに、遠くはなれた場所でフンとして落とされて、そこで芽生めばえるチャンスを待つのです。

人間にとっておいしい木の実は、鳥たちも大きです。しもりるころになると、ガマズミのあまい実はほとんど食べつくされてしまいます。ナツハゼのところでも紹介しょうかいしましたね。

日本には、15種類しゅるいくらいのガマズミ(ガマズミ、ミヤマガマズミ、コバノガマズミなど)が生え育っています。高さ2メートルくらいの落葉樹らくようじゅひくい木で、日ごろは目立たない木です。

ガマズミの花
ガマズミの花

春には、白い小さい花をけます。

ところが秋になると、このように一段いちだんと目立ちます。

たくさんの実を付けたガマズミ
たくさんの実をけたガマズミ(10月撮影さつえい

実の数を数えたら、一つのふさにおよそ60つぶありました。
ふさの数が30くらいあったので、なんと!全部でやく1,800つぶもあるんですね。

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ナツハゼの季節現象 表示を大きくする

秋になると、緑の葉っぱが黄色わる木がありますね。
モミジのようにわるのを「紅葉こうよう」、イチョウのように黄色わるのを「黄葉こうよう」と書いたりします。読み方はどちらも「こうよう」なので、文字にしないと分かりにくいかも知れませんね。

ところで、夏のうちから紅葉こうようする木があることを知っていますか?
ツツジの仲間なかまナツハゼはまだ日差ひざしの暑いにいつ丘陵きゅうりょうの里山で、葉をうっすらと紅色べにいろめて少し目立っています。

ナツハゼの木
ナツハゼの木(6月撮影さつえい

葉っぱが赤くなってきました。
葉っぱが赤くなってきました。(9月撮影さつえい

ナツハゼ落葉らくよう低木ていぼく(葉が落ちるひくい木)で、木の高さはせいぜい2メートルくらいしかありません。
近づいてみると、葉のかげには小さなボールじょうの実がすずなりに(いっぱいにつながって)ぶらさがっていました。

小さな実がいっぱい!
小さな実がいっぱい!(6月撮影さつえい

実も黒っぽくなってきました。
実も黒っぽくなってきました。(9月撮影さつえい

さらに紅葉こうようが進んで葉がるころになると、もっと黒っぽくじゅくして、あまっぱくておいしい木の実になります。

ナツハゼの実からは、ブルーベリーのようなおいしいジャムをつくることができます。このジャムは高級品で、健康けんこうにもいといわれています。貴重きちょうな森のめぐみですね。
この実は、人間だけでなく野鳥も大きです。鳥たちのためにも、みんなとってしまわないでのこしておいてあげましょう。

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ウワミズザクラの季節現象 表示を大きくする

4月、小学校の入学式のころにさくサクラは、日本で一番有名な花として知られています。日本人に古くからしたしまれ、日本の国の花となっています。

よく見るサクラはソメイヨシノといって、春に花見をする人でにぎわう秋葉公園にはやく1,000本が植えられています。

サクラには、ほかにもカスミザクラやヤエザクラなどたくさんの種類しゅるいがあって、花がさく時期もそれぞれちがいます。

ビンを洗うブラシみたいな花の穂
ビンをあらうブラシみたいな花の

ウワミズザクラは、5月のはじめに小さい花がたくさん集まってさきます。ふさふさした花の枝先えださきにあるので、ビンをあらうときのブラシのような形に見えます。

にいつ丘陵きゅうりょうにアゲハチョウがびまわり、セミの合唱がっしょうが始まる夏に実をけるウワミズザクラですが、今年はいつもの年よりたくさんの赤い実をむすんで、緑一色の里山の中で目立っています。

たくさんの実を付けた木       ウワミズザクラのサクランボ
たくさんの実をつけた木                       ウワミズザクラのサクランボ

サクラの実のことをサクランボといいますが、ふだん私たちが食べているサクランボはセイヨウミザクラという木になる実です。このセイヨウミザクラ以外のサクラの実はおいしくないのですが、ウワミズザクラの黒くじゅくしたサクランボは、甘苦くけっこうおいしいです。

また、この実でつくられた果実酒かじつしゅ「あんにんご酒」は,梅酒うめしゅのように健康けんこう用ドリンクとして昔から飲まれています。

夏のにいつ丘陵きゅうりょうで、ウワミズザクラのサクランボをさがしてみませんか。

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ソヨゴの季節現象 表を大きくする

ソヨゴはにいつ丘陵きゅうりょうの森の中で,他の多くの落葉樹らくようじゅとはちがった季節現象きせつげんしょうを見せてくれる常緑じょうりょく広葉樹こうようじゅです

葉    雄(お)花
葉                                                              雄花(おばな)

漢字で「冬青」と書きますが,その字のとおり1年中,緑の葉をつけます。葉はかたく,ふちが波うっているのが特ちょうで,風にふかれソヨソヨとそよぐ音をたてることからソヨゴと名づけられたと言われています。

樹木の季節現象 「その2 ソヨゴ」の続きを読む

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アオハダの季節現象 表を大きくする

木の皮はうすくて、はい色っぽい白色をしていますが、名前はアオハダと言います。この名前は、木の皮をむくと緑色の内がわの皮が出てくることからきました。

アオハダの木 アオハダの木

にいつ丘陵きゅうりょうではふつうに見ることのできる落葉らくよう広葉樹こうようじゅですが、あまり目立ちません。雄花おばな雌花めばながさく木がちがうのが特ちょうで、初夏しょかにはたくさんのお花とちょっとのめ花が上向きにさきます。

雄花(おばな) 雄花(おばな)

樹木の季節現象 「その1 アオハダ」の続きを読む

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にいつ丘陵きゅうりょうは、季節きせつうつわりがとってもゆたかなところです。

春・夏・秋・冬、それぞれの季節きせつで植物はいろんな姿すがたを見せてくます。中でも、樹木じゅもくがふくらんだり、花がさいたりします。
その後は、実がなって、葉っぱが落ちて、休みんするという生活をしています。このような生活のスタイルは、毎年同じようにくり返されるので「樹木じゅもく季節きせつ現象げんしょう」とばれています。

里山に住むこん虫や野鳥などのすべての生き物は、植物なしでは生きられません。樹木じゅもく季節きせつ現象げんしょうは、同じ森に住む虫たちや鳥たちにも大きくかかわっています。

里山自然しぜん図鑑ずかんでは、にいつ丘陵きゅうりょうの主な樹木じゅもく季節きせつ現象げんしょう紹介しょうかいしていきます。地球温暖化おんだんかによるえいきょうが心配されていますが、身近な里山の自然しぜんがどうなっているのか見てみましょう。

樹木の季節現象 「樹木(じゅもく)には,季節現象(きせつげんしょう)があります。」の続きを読む

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里山自然図鑑 自然豊かなにいつ丘陵では,季節の移り変わりで,いろんな樹木の姿や鳥たちを見ることができるんだ。にいつ丘陵をゆっくり歩きながら,観察してみよう

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